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楽器の練習が続かない人へ!毎日練習を続けるコツ

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「こんな風にギターを弾けるようになりたい!」

「あんなにベース弾けたら楽しいだろうなぁ~。」

「この曲をキーボードで弾きたい!」

心にメラメラ情熱を燃やし、目をキラキラと輝かせて楽器屋に走ったのに、いつのまにか弦は錆び、ボディはホコリだらけ。

今では楽器が ただのインテリアと化してしまった…そんな事態におちいっている方、結構多いのではないでしょうか?

僕の生徒さんの中にも「練習したいけど、仕事が忙しくて中々…。」という方は結構いらっしゃいます。

そこで今回はそんな方々のために『毎日練習を続けるコツ』についての記事です。

今ひとつ練習に身が入らない中級者以上の方の参考にもなると思います。

環境を整える

皆さん、よく使うスマホアプリは使いやすい場所に配置しますよね。

また、日頃頻繁に使うものは直ぐ手に取れる場所に置いてあることでしょう。

同じように、いつでも直ぐに練習を始めることができる環境を整えておくと、楽器に触れる時間が増えます。

単純にセッティングの時間が練習に充てられるだけではなく、

「ちょっと練習したい!けど準備めんどくさい~。」

「あんまり時間ないけど練習できるかな?1分でセッティングすればうんぬん…。」

「よっしゃ弾くか~!あれ、シールドどこやったかな?」

このような事態に遭遇した時、やる気が削られるのを防ぐこともできます。

上記のような葛藤に陥ってしまったが最後、続々と発生するスマホ・インターネットやテレビなどの誘惑に負けてしまい、練習への道は閉ざされてしまう…なんてことになりかねませんので、いつでも手軽に練習を始めることができる環境を自室に整えておくと良いでしょう。

参考 筆者の環境

僕の場合はパソコンとオーディオインターフェイスを起動すると、直ぐにベースの音が鳴らせる状態になっています。

家にいる時は ほぼパソコンとオーディオインターフェイスを起動しているので、思い立った瞬間に練習を始めることが可能です。

パソコンチェアの横、手を伸ばすと直ぐ楽器を取れる位置にギタースタンドを設置し(楽器を手に取りやすい吊下げ式)、シールドも大体挿したままの状態になっています。

ちょっとした空き時間に、サッと練習ができるようになるのでオススメです。

習慣化させる

人間の脳は生まれつき怠け癖安定化指向という性質を持っているといいます。

つまり無意識のうちに脳は新しいことを避け、現状維持の方向に働いているということになります。

これを打破するために有効な手段が「習慣化」です。

習慣化とは

「脳が怠け癖と安定化指向を持っているんだったら、物事を習慣化させることは不可能なのではないか?」と思うかもしれません。

しかし、誰しも日々の行動の多くは習慣で形成されています。

朝起きること、学校や職場に行くこと、家に帰ったらテレビやパソコンの電源を入れることにも習慣化の力が大きく働いています。

大して面白くないのに毎日やってしまうスマホゲームなんかも習慣化の力の現れですし、最初は上手く乗れなかった自転車の運転が無意識レベルでできるようになるのも習慣化の力の賜物です。

このように「習慣化されたこと」は少しの努力・意志力や、少ないエネルギー消費で実行することが可能となります。

習慣化のコツ

人間の脳は、先述の怠け癖と安定化指向の性質を持つため、急激な変化を本能レベルで嫌うようです。

「最近全然楽器練習してないなぁ…よし、今日から毎日8時間練習しよう!」

「運動不足だから、明日から毎日20km走ろう!」

「甘いものの食べ過ぎで太ったから、甘いもの一年間NGでダイエットしよう!」

といったように、いきなり大きく変えようとすると脳に反発されてしまうのです。

この状態だと継続はかなり難しくなってしまいます。

物事を習慣化させるコツは、少しずつ無理のない範囲で変えていくことです。

楽器練習を毎日続けられるようになるためには、毎日少しだけでも楽器に触ることから始めましょう。

最初はほんの少し触るだけでもOKですし、毎日触るのが難しい方は週に2回でも構いません。

まずは確実に達成できるようなラインを目標に設定しましょう。

また、最初から長期の目標を決めるよりも、まずは期間を1週間程度に区切ってスタートすると良いでしょう。

ただし、あまりに簡単過ぎる目標だと達成感が感じられなかったり、「何もやっていないのと同じなのでは…?」と思ってしまいます。

現実的にほぼ確実に達成が可能な範囲ながらも、その中でできるだけ負荷がかかるような目標設定がベストです。

設定した目標を達成し「少しだけど楽器を触る習慣ができたな。」と実感することができたら次のステップへ移行するタイミングです。

この実感が積み重なると「自信」や「モチベーション」の向上に繋がり、ひいては良い演奏に繋がっていきます。

「こんなの誰にでもできる小さな目標だしな…。」なんて思わずに、「今までできなかったことができるようになった!」と感じてください。

「誰でもできること」を実際に行動する人、行動し続けられる人は全体のほんの一握りであることは、あなた自身も充分身にしみて分かっているはずです。

また、設定した目標を達成した際に自分にご褒美をあげるようにすると更なるモチベーションの向上に繋がることでしょう。

最初の目標が達成できたら

無事に最初の目標が達成できたら、今度は今までよりも少しだけ難易度の高い習慣作りへと挑戦します。

最初の目標が達成できた分だけあなたの能力はアップしているはずですので、今度はそれを計算に入れつつも、やはり現実的に実現可能な範囲に目標を設定すると良いでしょう。

こうして一つの習慣が身についたら次のステップを目指し、今より少し難易度の高い習慣へと挑戦します。

こうして設定した目標を達成する習慣と、今より少し難易度の高い習慣に挑戦する習慣が身についた時には、あなたの演奏力は飛躍的に向上しているはずです。

誰かに宣言する

自分で決めた目標ややらなければならないことを、誰か(できれば複数人)に宣言してみましょう。

自分一人だとサボってしまいがちなことも、他社の目が関わってくることによって程よい緊張感を持って目標に取り組むことができます。

また、お互いに目標を宣言し合うような人を作るとベターです。

お互いの目標を把握したり達成し合うことによって、さらなるやる気の向上に繋がります。

SNSなどで目標を宣言するのも良い方法でしょう。

誰かに習ってみる

音楽教室に通ったり個人レッスンを受けてみるのも良い方法です。

お金を払うことによって「このお金を無駄にしたくない」という心理が働きます。

また、自分1人ではどうしても超えられなかった壁を乗り越えるための手助けになることでしょう。

また、先生と繋がりができるのはもちろん、同じ志を持つ生徒の仲間ができやすいのも大きな魅力です。

ただし、習う先生との相性が悪いとストレスが溜まってしまったり、実りの少ないものとなってしまいますので、先生との相性をしっかりと見極めると良いでしょう。

終わりに

楽器は無理やり練習するものではないかもしれませんが、ある程度演奏できるようにならないと面白さが分かりにくいという側面もあります。

この記事があなたの現在の段階や目標に見合った練習をするための参考になれば幸いです。

また、こちらの記事にギターやベースを練習するときの体の使い方のコツがまとめてあります。

このページの記事と合わせて、さらに充実した練習ライフをお過ごしください!

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