僕は在宅で制作の仕事をしている際、仕事の合間にネットショッピングやオークションで服を買うのが大きな息抜きの一つになっています。
その結果、部屋が洋服で溢れかえってしまい、それを処分するためにオークションやフリマアプリを日常的に利用しています。
現在は楽天株式会社の運営する「ラクマ」をメインで利用しています。(落札者としてはヤフオクをメインで利用しています)
そこで今回はラクマを1年ほど、主に出品者として利用して、個人的に感じたメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。
※追記 ラクマは2018年2月26日よりフリルと一つになって「新ラクマ」となりました。
ここでは旧ラクマについて記載してありますのでご留意ください。
新ラクマでも利用料は0円で、旧ラクマから簡単に出品商品を移行することもできます。
インターフェイスなど使用感も特に違和感なく、比較的スムーズに移行することができるのではないでしょうか。
この記事の目次
ラクマのメリット
手数料が無料である
出品手数料無料が無料なだけではなく、なんと販売手数料も無料です。(2017年8月27日現在)
間違いなくラクマ最大のメリットです。
同じフリマアプリのメルカリでは販売金額の10%が手数料としてかかるので、この差は大きいですね。
ユーザーがある程度集まったら、いずれは有料化に踏み切る可能性もあるかもしれませんが、今のところそのような予定は無いようです。
ただし前身である楽天オークション終了の際は、1ヶ月ほど前に急に終了を知らされた上、出品物の移行・再出品サポートなども一切なかったため、ラクマでも1ヶ月ほどでスパッと有料化に踏み切る可能性があるかもしれません。(おかげで300点以上再出品の手続きをさせられました)←わりと根に持ってます 笑
売上金の支払いが早い
ライバルであるメルカリは4~10日ほどかかるようですが、ラクマでは最短で当日に入金、遅くとも翌々営業日には入金されます。急な出費がある際には助かりますね。
ラクマ 振込申請後の振込までのスケジュール
<楽天銀行の場合>
0時00分~8時59分に振込申請した場合、当日中(営業日の場合)に振り込まれます。
9時00分~23時59分に振込申請した場合、翌営業日に振り込まれます。<その他の金融機関の場合>
0時00分~8時59分に振込申請した場合、翌営業日に振り込まれます。
9時00分~23時59分に振込申請した場合、翌々営業日に振り込まれます。
ラクマヘルプページより引用
楽天ポイントが使える
所持している楽天ポイントを、そのままラクマの商品代金の支払いに使うことができます。
普段から楽天市場を利用していたり、楽天ポイントを余らせている方には丁度いいかもしれませんね。
ラクマのデメリット
エラーが頻発する
出品登録時や取引メッセージ送信の際、高確率でエラーが発生し、作成した内容が全て破棄されてしまうことが頻繁にあります。(入力内容が自動保存されるようなこともありません)
楽天オークション時代も度々ありましたが、ラクマになってからかなり頻発するようになりました。正確に数えたわけではないのですが、体感では2~3割くらいの確率でエラーになります。
僕のPCとの相性の可能性もあるかもしれませんが、これはかなりのストレスになっています。
おかげで、文章作成が完了したら必ず全体をコピペ保存するクセがつきました。
出品時に写真を一括で登録できない(PC版)
アプリ版ラクマでは複数の写真を一括で登録できるのですが、なぜかPC版では一括登録ができません。(メルカリは一括登録が可能)
アプリ版を普及させるための作戦なのでしょうが、文章を作成したり送料などの細かな項目をいくつも設定する際、個人的にはあまりスマホを使いたくありません。
スマホだとどうしてもミスタッチが多くなってしまいますし、誤字の修正にも時間がかかってしまいます。
また、ただでさえ出品の際には気を使うのに、小さなスマホ画面では余計に消耗してしまいます。
なので僕はPC版ラクマで出品をしているのですが、一枚一枚写真を登録するのはやはり手間ですね。
この手間に更に前述のエラーが絡んでくるので、大きなデメリットであると言えるでしょう。
ユーザーの数が少ない
ライバルのメルカリと比べると、出品されている品物やユーザーの数が少ないです。
ただし、ユーザーが多い=出品時・購入時ともにライバルが多いとも考えられるので、一概にユーザーが少ないことがデメリットとは言えないかもしれませんね。
サポートがサポートしてくれない
取引にトラブルが発生した際、何度かサポートに問い合わせたことがあるのですが、テンプレコピペ以下の非常に残念な対応でした。
こっちが問い合わせた内容の意味を全く理解していない返答(おそらくコピペ)だったり、分かりやすく疑問形にした質問に回答してくれなかったりするんですよね。
トラブル発生時には自力でなんとかするくらいの気概が必要かもしれません。
ページ送りが不便
商品ページ閲覧の際、アプリ版ではいわゆる無限スクロール形式、PC版では20品毎に「前へ」「次へ」と表示された疑似無限スクロール形式となっています。
ラクマは検索結果数が表示されない仕様のため、この形式だと全体でどれくらいの品物が出品されているのか分からず、古いものほど見つけにくく、売れにくくなってしまいます。
一応「詳細検索」機能を使い細かな設定をして検索することもできるのですが、価格順・出品時期順などの並び替えをすることができないため、中々に使い勝手が悪いです。
しかもヤフオクにある「この出品者の商品から探す」のような、同一出品者のページ内検索ができないため、同梱目的で同じ出品者の品物を探す際、全ての品物をスクロールしなければならず、非常に手間がかかります。
なお、ページ送りに関してはメルカリも大体同じような仕様になっているのですが、価格順・出品時期順などの並び替えができる分だけ使い勝手が良いです。
発送の設定が難しい
送料の設定が「送料込み(出品者負担)、着払い(購入者負担)」どちらか一つしか選択できません。 ※アプリ版ラクマのみ手渡しも可能
つまり、「送料込み」で日本郵便のゆうパックやヤマト運輸の宅急便を利用して発送する際は、相手の住む地域によって送料額が変わる=利益額が変わってくるということです。
また、「着払い」を選択すると、ゆうパック着払いか宅急便着払い以外で発送することができない仕様になっています。
これらは値段設定に非常に大きな影響を与えます。
「送料込み」を選択する場合、日本郵便のレターパックや定形外、ヤマト運輸のネコポスなど全国一律料金のものは値段を決めやすいのですが、そうでないものはへたをすると赤字になってしまう危険性があります。
「じゃあ全国一律料金で発送できないものは全て着払いにしたら?」と思うかもしれませんが、そうすると送料込み(一律料金)で出品している他の商品との同梱を依頼された際に計算がややこしくなったりするんですよね。
また、購入する側にも「同じ出品者なのに送料込みと送料別の商品が入り乱れていてややこしいな」という思いをさせてしまいます。
なお、これに関してもメルカリも大体同じような仕様になっています。(ただしメルカリの方が発送方法が多彩です)
ヤフオクのように「送料は別途計算後、商品代金と一緒に振込む」という選択肢があればいいのですが、この計算の手間を省くためのシステムだと思われますので、改善の見込みはなさそうです。
理想としては「提示されたいくつかの発送方法の中から好きな方法を選べる」というシステムだと一番良いんですけどね。
終わりに
これからフリマアプリやオークションを利用するという方は、各アプリやサイトのメリット・デメリットを比較して、上手に利用・併用してください。
また、実際に使ってみないと本当に自分に合うのかどうかが分かりにくい部分も多いと思いますので、迷った際には実際に一度使ってみると良いと思います。
利用登録も簡単にできるものばかりですしね。
個人的には、自分が要らなくなったものを誰かが使ってくれることは、とても喜ばしいことだと思っています。
あなたも是非要らなくなったものを出品してみてくださいね。
※追記
ラクマは2018年2月26日よりフリルと一つになって「新ラクマ(旧フリル)」となりました。
新ラクマでも利用料は0円で、旧ラクマから簡単に出品商品を移行することもできます。
インターフェイスなど使用感も特に違和感なく、比較的スムーズに移行することができるのではないでしょうか。